【ポケモン S19 構築記事】チンパンエラガミと脳死逆鱗愛好会 最高最終2003(90位)

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どうもこんにちは、きりおです。S19お疲れ様でした。デフレでしたね。いやデフレでしたねで済ませていいレベルじゃないくらいのやばいデフレでしたね。まぁ19シーズン目ともなれば人も減っていくでしょう。仕方ないことですね。アローラの監獄にいた時はあんなにも『早く次回作を!!俺たちをここから出してくれ!!』とか言ってたのにガラルもしっかり監獄化してきました。歴史は繰り返す。

 

今回は2000載せたらそのまま2桁というバグが起きたことで、初めて最終2桁になれたので喜びながら記事を書きます。何卒よろしくお願いします。

 

並びは以下です。

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以下常体。

 

1 構築経緯 コンセプト

 まず、諸々感じたS19の環境変化をまとめる。

  1  細かい理由については全くわからないが、なぜかサンダーの採用数に対して被選出率が著しく低くなったように感じた。前期結果を出した影響か、プレイヤー間のドサイドンのパーティー採用率も増加し、体感ではウツロイドも増えていたことから、サンダーをパーティーに入れている人間の多くはこれらを見ると本能的にサンダーを出し渋り、逆にサンダー対策駒を自分の3体でカモにする計画を立てる傾向、いわゆるサンダーの見せポケ化が強くなったのかなーなんて考えた。

 

 2  また、それに伴ってかどうかはこれに関してもまっっったく知らないが、あんだけ流行っていたHDポリ2の数が体感では大幅に減少して、HBとHCSみたいなポリ2がめちゃくちゃ増えた。当たるポリ2がみんなHBすぎて7世代に戻った気分だった。

 

 3 ランドロスはどんな型でも全員剣の舞を採用する風潮。起点作成からの展開構築のトレンドはドラパが壁か鬼火で場を作っているものばかり。場を整えてから、あるいはサイクルの有利対面の中で、高速アタッカーや高火力アタッカーが積み技を使って、とにかく安易にタイプ受けさせずに負担をかける。またはサイクル破壊に持ち込む。そういう姿勢が色濃く出るパーティーがとても増えた。

 

 以上の環境考察を踏まえて使用ポケモンを考えた。

まず、HDポリ2の減少やサンダーの被選出率減少を鑑みて、サンダーは以前ほど最強ではない旨の発言を関係各所で聞くようになった。

『まぁゆーて最近のサンダー火力ないしダイマ切ればなんとかなるべ』(6/11 き○お)

ウツロイド入れてればあんま出てこないし、出てきても頑張れば勝てる』(6/18 ○りお)

こんなことを思っている愚か者たち(1人?)は(6月中旬の自分を指したり刺したりしています)、特化珠サンダーの前に3タテされるという初心者もびっくりの惨敗を一週間おきに2回繰り返し、全く反省の色が見えなかったので、同じような愚か者が実はプレイヤーにもたくさんいるかもな、自分だけ愚かなんて認めたくないもんなーという自己正当化のために、今ルールの絶対的王であるサンダーを特化珠のアタッカーとして使うことにした。前期サンダーをメタっていたことでサンダー使っていなかったので使ってみたかったこと、怪電波持ちやら身代わり持ちやらのアッキタラプ弱保とかのサンダーはシンプルに嫌いで使いたくなかったこともあり、この採用はちょうどよかった。

 

次にサンダーを止めてくるポケモンの代表格であるドサイドンをはじめとした地面岩あたりのポケモンをまとめてチンパンエラガミするウオノラゴン。7シーズンくらい前に流行ったサンダーノラゴンは、ボルチェンやとんぼから繋ぐ人が多かったはずだが、別に繋がなくても後ろから出せばいいやという投げやりな考え。昔強い人が使って流行ったんだからこの並び自体は強いはずというIQ2の発想。このウオノラゴンの枠は鉢巻水ラオスと悩んだが、選択肢がたくさんあるポケモン使えるのは頭がいい人、状況分析が的確な人、ポケモンが上手い人とかの話であって、自分が使ったらインファイトと水流連打と雷パンチどれ打とうか悩んでるだけで日が暮れそうだし、相手の交代読みして外したら髪の毛抜けそうだったので、自身の健康、最終日のメンタルをケアしてチンパンエラガミくんを採用。

 

そして、サンダーノラゴンと聞けばあれも思い出した。ジバノラゴン。サンダージバノラゴンなんて並びも聞いたことがある。細かい調整も誰の並びかも知らないが、きっと結果を残してるならそれも強いはずなので採用。

 

ここまでの3体で対応できなそうなのなんだろなーと考えた時になんらかのサポートが入ってランドがけんまいジェットしたら試合終わるんじゃね??となりけんまいかジェットかわからないターンに受け出しても両対応でランドを見れるポケモンを探し、残飯HBやどりぎカグヤを採用。

 

別にサンダーに出てきて欲しいわけではないので牽制の意味を込めて対サンダー最強の受け駒と名高いドサイドンを採用。弱保持てばエスバにもそこそこ強く出れるだろうと思ったので弱保持ち。あまり出す気もない。

 

以上5体でエスラオスがだいぶ怪しいこと、撃ち漏らしを拾える高火力先制技持ちが欲しいこと、対面性能の高いポケモンが欲しいこと、エラガミじゃ破壊できないサイクル(受けループとか)に見かけでバレない崩しができることを評価して鉢巻カイリューを採用して構築を完成させた。

 

2 個体紹介

サンダー@命の珠

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静電気 控えめ CS252D4 165-x-105-194-111-152

暴風 10万ボルト 熱風 電磁波

 

王。基本初手ダイジェット。耐久ペラいので羽はいらない。相手の切り返しのダイマに電磁波合わせて裏のチンパンくんや脳死くんで縛る。ダイマ無理目な対面で、選出的に裏に引けないと、電磁波撃つだけで死んでいくのが王らしくなかった。

なぜライジングボルトではないのかという話だが、浮いてるポケモンに弱点がつけるのに威力70じゃダイマしてる相手が落とせなかったり、いくらダイマ前提でもダイマしたあと引いて再展開するケースもあり、安定命中と威力を求めた結果。

ダイマ切れた後は、暴風は多分2回くらいしか撃ってないと思う。暴風は信用不可。健康ケアで撃たなかった。

臆病のが便利な場面はちょいちょいあったが、火力に病みつきで控えめが生きることの方が多く、変える気にはならなかった。

相手のパーティーナットレイがいたらサンダーが死んだ後100%後ろから出てくるので、ダイマ後も引いて生存させるルートを取った。

 

選出率2位

 

ウオノラゴン@こだわりスカーフ

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頑丈顎 陽気 AS252D4 165-142-120-x-101-139

エラガミ 逆鱗 ギガインパクト 眠る

 

チンパンくん。9割5分エラガミ。有利対面からの圧が強すぎて、貯水持ちがいなければ2サイクルから3サイクルで崩壊するのでダイマを切らせる圧が強い。スカーフでも陽気じゃないとコケコあたりが抜けないので陽気。とにかく上から打つことが正義。電磁波絡めるとジェットされてたり素がはやいポケモンもしっかり上から噛める。

 

ダイマ凌ぎのダイマも意外と強いポケモンなので、アタック媒体とウォール媒体が必要で、あると便利なドラゴン技も含め4つ全ての技を埋めている。そのため、ウォール媒体をねごとにして寝てる時も技を打とうとかは考えなかった。ギガインパクトされても困る。逆にTODの詰めで眠る採用が生きた試合が1試合だけあったのでまぁこれでよしという感じ。

 

選出率3位

 

ジバコイル@突撃チョッキ

f:id:kirio_pokemon:20210701200624g:imageみんなでかい態度の中1人端っこで小さくなるジバコ(画像サイズ)

アナライズ 控えめ H100B4C252D116S36 158-x-136-200-125-85  

ラスターカノン 10万ボルト ボディプレス ボルトチェンジ

 

超過労死枠。サンダーもウオノラゴンも攻め攻めなのでこいつはサイクルを回す際に何度も技に受け出された可哀想な奴。陽キャ達のじゃれあいの尻拭いをしつつサポートもする、陰キャにして有能な隠れMVP。耐久値火力共に申し分なく、耐性も優秀。有利対面で交代際の相手の地面にアナライズラスターカノンを打つことだけを楽しみにランクマしてたかもしれない。

 

こいつのダイマが弱いことは全くないが、こいつがダイマする試合は大概めちゃくちゃ競ってるサイクル戦の終盤で、ああついにサポートばかりだった陰キャが日の目を浴びる時か…と感動のあまり涙を禁じ得ないので推奨しない。泣ける。

 

堂々の選出率1位

 

テッカグヤ@たべのこし

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ビーストブースト 腕白HB252D4 204-121-170-x-122-81

守る 身代わり 寄生木の種 ヘビーボンバー

 

ランドミミを見れる物理受け。ダルマ重すぎパーティーなので、ダルマいる時は初手で守るで技をみて、フレドラならヘビボン打って倒し、とんぼなら寄生木打ってなんとかいなしていた。まぁ型わからないポケモンに突っ張って寄生木押したことも数多ある。耐久値信用しすぎてるのかもしれない。ラグのあくびステロ展開の拒否ができる身代わりは、物理受けの場面でも相手の積み技に合わせて押すことで守ると絡めて寄生木だけで殺せることもあり、採用し得。こちらは味方の陽キャのサポートをする陰キャとしての側面より(もちろん寄生木で後ろのサポートをする場面もあったが)、自分自身が相手をはめてニチャニチャする側面のが強い陰キャで、相手を問わずに勝負を仕掛ける命知らずだった。(指示してるのは誰だよって話、ポケモンのせいにするなと怒られそう)

 

耐久値耐性共に非常に優秀で、相手のダイマを最も枯らしたのは間違いなくこいつ。重い物理ポケモン全般に一定の仕事をしてくれる安心感は素晴らしく、こいつのおかげで地面タイプに臆せずジバコイルを出せて輝く場面もたくさんあったと考えると頭が上がらない。ありがとう竹。

 

選出率4位

ドサイドン@弱点保険

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ハードロック 意地っ張り H252A12B4D172 S68 222-178-151-x-97-69

地震 ロックブラスト 剣の舞 炎のパンチ

 

サンダー牽制枠。いるだけで圧力になると思い採用。サンダーエスバ両採用の相手にどうしようも無くなったら出す。ナックル受けて弱点保険発動して地震打てばカイリューの鉢巻神速圏内に入るのと、サンダーにはもちろん有利。ナット絡みのサイクル相手でサンダーが出せなそうなときにけんまいバーンで無理矢理破壊する役割を担うことはあったがそれ以外で選出しなかった。最高の置物。みんなの背中を見えないところで支えてくれている父親。

 

選出率6位

カイリュー@こだわり鉢巻

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マルチスケイル 意地っ張り AS252B4 166-204-116-x-120-132

逆鱗 ダブルウイング 馬鹿力 神速

 

人が良さそうだが怒ると怖いぽっちゃり。割とみんな逆鱗に触れがち。逆鱗されてるのに受け流してどこ吹く風の妖精達に苦しめられる男。

特に守り神とは相性が悪い。

 

特性のおかげで対面性能が非常に高く、また火力指数の高さから受けを許さない脳死ポケモン。ラス1対面での安心感は素晴らしい。構築の補完枠として入ってきたが、エスラオスに対してのラス1対面は全勝した。サンダージバノラゴンのうち1体をカイリューにすると、ステロを撒かれずにほぼ確実にラス1対面同士が出来上がるので、不利な相手じゃなければ必ず勝ちをもたらしてくれた。馬鹿力は一度も撃たなかったので炎のパンチ推奨。明らかに襷ウーラオスがいるとわかるパーティーだけ初手に出したが、最終日の深夜に初手の相手の悪ウーラオスがダイアイス打ってきてこいつが倒れた時は椅子から転がり落ちた。

準速で火力優先だったが最速の方が便利な場面は多そうだった。最速でも十分な対面性能だと思われる。受けループ相手にもジバコのボルチェンと合わせて圧をかけながら、相手の想定外の火力で勝ちを拾った。選出機会は少なかったが確実に仕事してくれる職人。一家に一台欲しい。

 

選出率5位

 

3 基本選出等

1つ目は、初手ダイマ展開の対面よりなルート。いわゆる初手ダイマ構築である。襷もミミッキュもいないのに何を言ってるんだと思われるかもしれないが事実。

基本はサンダーノラゴンカイリュー。サンダーで初手ダイマして1体から1体半持っていき、あとはノラゴンカイリューで締める。シンプルだし馬鹿でもできるので重宝した。

 

主に相手がこちらのダイマミミッキュダイマで切り返してきそうな相手にこの選出をした。ミミッキュはけんまいウォールホロウ(こちらが相手の初手を1ターンで突破した場合)やけんまいホロウ(こちらが相手の初手を2ターンで突破した場合)でサンダーを飛ばしにくるところを皮剥がして10万ボルトで削れば、あとはノラゴンのエラガミ圏内になり、ミミッキュを突破したのちの3匹目をノラゴンで削ってカイリューで締める。シンプルだがとても強かった。

 

2つ目は、圧力をかけて先にダイマを切らせ、後発ダイマで処理する選出。サンダー、ウオノラゴン、カイリューテッカグヤと型がわからないと圧力が強いポケモンたちを早い段階から押し付け、なるべく早くダイマを切らせたのちに後発ダイマで処理して勝つことを目指すルート。

 

基本はサンダージバノラゴン、サンダージバカグヤ、ジバノラゴンカグヤのどれか。相手へのサンダーの刺さりとウオノラゴンの刺さりを見て決める。基本サンダーは初手に出さず、カグヤジバコラゴンのどれかで様子を見ながら、寄生木身代わりとボルチェンでサイクルを回し、タイミングを見計らってジバコかサンダーを有利対面に着地する。相手がダイマを切っても余裕があって受けれるなら引いて相手のダイマを流し、こちらのダイマエースを通す。無理なら削るか自分もダイマを切って詰める。

 

4 感想

2000は100人しかいないみたいですね。僕の目がおかしいんでしょうか。アローラでももうちょいいた気がします。流石にやばい。

 

構築としてはバカでも使えるをコンセプトに組みました。よく初手ダイマはバカでも使える脳筋戦法とか言われてますけど、ダイマエース複数用意して詰め筋の駒慎重に検討して技採用してってやってるので構築構想段階の負担はかなり高いものだと思うんでよすね。システム化って難しい。

その点、今回僕が組んだ構築は勝利ルート1を取ろうとするとダイマエースは1体しかいないし、詰め筋はノラゴンカイリューで確定で、しかも出す順番も決まってて、ノラゴンに至っては打つ技まで決まってます。流石にぽちぽちするだけでいいんでバカでも使えます。でも手元の操作がおぼつかない老人は使わない方がいいです。僕は今期3度ウオノラゴンで眠る押しました。HP満タンなのに眠ろうとする怠惰なチンパン。相手は滑稽だと笑ったでしょう。

勝利ルート2も一見頭を使っているように見えて、やっていることは場を整えてエースを通しているだけです。ジバコカグヤのスペック高すぎて震えました。こいつらはもっと流行るべきです。

 

初の最終2桁ですが実感がありません。嬉しいのは間違い無いですが。もう少しインフレしてくれると嬉しいですね。でもシリーズ10のルールが早くも賛否両論というか批判ばっかというかなにがしたいかわからないっていうか。最後のは自分の意見でしたごめんなさい。文句言いながら8月もやるんだろうなって思いますがまずは7月。このルールの集大成として結果が出せるように頑張ります。

 

ここまで読んでくれた物好きな方、毎度ありがとうございます!感謝です。それではまた!

 

結果

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到達時

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