対戦について思うことあれこれ part1

どうもこんにちは、きりおです。構築記事以外でブログを書いたことはなかったんですけど、最近いろんな人が自分の考え方について記事を書いているのを見て、現時点で自分が対戦について思うことを記録に残しとくのはアリかなーと言うことで書いてみます。書きたいことがたくさんあって、テキトーにパート分けます。乱文です。主たる目的は、未来の自分に対して過去にどんな考えを持っていたかを説明するもので、それをついでにちょっと公開しとくくらいのノリです。よろしくどうぞ。

 

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以下常体。

 

序盤中盤終盤という考え方

結論から先に言うと、序盤と中盤から意識的に得ているものがほとんどないのが自分の現状である。

 

直近10シーズン分くらいの話になるが、対戦に取り組む自分の姿勢は最終日前の数日で突如試合数をこなし、うまくいけばレート2000に触るくらい、いかなければ1850から1900くらいでフィニッシュする、というものである。序中盤も全く対戦していないわけではないが、試合数はせいぜい50から100くらいだし、順位も3桁半ばから5桁まで幅広く上下する。この序中盤での取り組みは主に、前期結果を残した構築のレンタルで遊ぶorパッと思いついた机上論最強構築あるいはポケモンで遊ぶのいずれかで、練度も理解もあったもんじゃない。したがって、相手に依存して順位が変動し、説明できない勝ち負けを繰り返す。とこのように一見無駄極まりない。

 

同時に、このゲームを楽しんでいるのも序中盤と言える。なんとなく強い人の思考や動きをトレースするのも、自分が思い描いた勝ち筋がたまたま通るのも、地雷と言われてもおかしくない行動で相手の思考がフリーズするのを見るのも、楽しいし何よりストレスがない。勝っても負けても良いから真剣にプレイしていない。相手してる人からすればたまったもんじゃないだろう。毎月序中盤の対戦相手には申し訳ない気持ちでいっぱいである。

 

そうして一通り遊んで、終盤に本腰を入れる。重い腰を上げて環境を考察し、構築を組んで潜り、目先の勝ち負けのみにとらわれずに試合内容を整理分析し、プレイングしかり構築しかり(もちろんこの二つは共存もする)問題点を洗い出して改善しようとする。トライアンドエラーの中、少し前までなら負けていたかもしれない試合を拾い始めてレートが上がることもあれば、また一方で新たなエラーで落としたレートを取り返す作業もある。集中力も必要で、長時間やると疲れる。そこまでしても、レート2000といういわば強者にとっては通過点でしかないラインに、ぎりぎり触るか触らないかの争いをしてるシーズンが多い(インフレシーズンは例外)というのは、自分の思考整理能力の限界値を見せられている気分である。残念。

 

しかし、そんな私もかつては1ヶ月をフルに使ってめちゃくちゃ対戦していた時期があった。序盤から真剣に考えて取り組んで、日々疲れるポケモンばかりしていた時期というのが存在した。そして、軒並みそれらのシーズンは結果が出ていない。逆に、200.300試合と最終日に使うわけでもない構築を何個も使い、テキトーにたくさん試合をこなしたシーズンはえてして良い結果を残してきた。

 

ここから導き出したのは、『序中盤はテキトーに遊んどいた方がいい』というものである。ふざけているようだが真剣な持論である。

 

この持論を説明するにあたって、ちょっとした前提を記したい。それは、環境は変わり続けるという当たり前の事実である。なにを当たり前のことを、だからその変化を追いながら自分も対応していくんだろ、と昔の自分は思っていた。しかし本当にそうであろうか。期限が決まっていて最後に頑張ればいいのなら、なにも最初の環境変化なんて追わなくていいのではないか。だってそこで得た情報は最終日全く使えないのかもしれないんだぜってそういう話である。

 

カスタマイズ性能が高い、いわゆるポテンシャルの高いポケモンが好んで使われ、多くの開拓が進む現環境において、Sラインや耐久ライン、技選択は常に変化する。実体験として、アッキミミのSラインが、一昨日までS128が流行っていたのに昨日にはS129、最終日にはS130ばかりなんてこともあった。そういういたちごっこは往々に多くのポケモンの調整で起きる。最近だとザシアンなんて調整されまくりで訳がわからない。

 

そんなものを序中盤から追っていては一般人は体が持たない。せっかく養ったダメージ感覚やSラインが少しずつずれていったり、あまり撃たれていなかった技がよく飛んでくるようになったり、火力補正アイテムで突然崩されたりすると、困惑するし負けが増える。イラつきや焦りが、現状の問題分析をより簡潔化、単純化する方向へ無意識に誘導し、誤った判断、調整、プレイングを正当化し始めるようになる。さらに負けが込んできて気付けば地の底。このパターンである。

 

そんなものに囚われるくらいならいっそ追わなければいい。たいして考えずにテキトーに遊んでいていい。それでも遊び続けていることには多くの意味がある。手も足も出なかった相手の構築をなんとなく覚えていたり、相性有利な構築に捲られた経験であったり、遭遇したびっくりポケモンの強さであったり、そういった実戦でしか得られないものはどんなにテキトーに遊んでいても勝手に身につく。肌がおぼえる。そうして終盤、自身の構築のヒントになったり、試合中の気付き、負け筋を減らす一手に繋がる。

 

だから序中盤は楽しく遊ぼう!というのが自分の今のメンタリティである。くれぐれも必死にやってはいけない。必死になり真剣になればなるほど視野が狭くなり苦しくなる。心を平穏にして、あーすげーwwなんて相手に感心しながら、時にはヤンキーと思われるような動きもしてみる。普通にボコられることもあるだろうし、変な形で通ってしまって勝つこともあるだろう。終盤にはできない楽しみ方が序中盤にはある。

 

とまあここまでダラダラと、序盤中盤終盤についてどう考えているかの私見を記した。もちろん人によるので、真剣にやればやるほどレートが伸びる人もいるだろうし、(むしろそれが多数か?)それは否定しない。

しかし自分がそうであったように、必ずしもがむしゃらに頑張ることだけがこのゲームで強くなる方法ではないと思う。どうしよう、これで1年後の自分が1ヶ月頑張って今よりいい順位取ってたら。きっとバカだなこいつって鼻で笑うんだろうなぁ。

 

てなわけで、これで一つ終わりです。ここまで読んでいただいた方はありがとうございました。いい対戦ライフをお過ごしください。(当たってヤンキープレイしてても怒らないでください🙇‍♂️)